
皆さんこんにちは!
静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っている
有限会社イーグル空調設備、更新担当の富山です。
今回は、私たちの生活に欠かせない**「ダクト工事」**の歴史についてお話します。
普段は天井裏や壁の中に隠れていて、あまり意識されないダクト。
実はこの技術、古代から現代まで進化を続けてきた重要な設備なのです。
✅ 古代から始まった換気の知恵
ダクトの概念は、実は古代文明までさかのぼります。
古代ローマの浴場:地下に「ハイポコースト」という温風を通す空間を設け、床暖房を実現していました。
中世ヨーロッパの城:煙突を利用して煙を排出する“原始的なダクト”が存在。
この頃は「暖房」や「煙の排出」が中心で、まだ空調や衛生面への意識は薄かった時代です。
✅ 近代化とともに誕生したダクト工事
19世紀、産業革命によって工場やビルが急増し、室内環境の改善が求められるようになりました。
この時期に登場したのが近代的なダクトシステムです。
1900年代初頭:石炭ストーブの排気やボイラーの蒸気を利用した暖房システムが普及。
1920年代 アメリカ:高層ビルの誕生とともに、空調ダクトの導入が始まります。
冷暖房・換気を効率よく行うために、金属製のダクトが採用されました。
✅ 日本での普及と高度経済成長期
日本で本格的にダクトが普及したのは、戦後のビル建設ラッシュから。
1950年代:オフィスビルや商業施設で中央空調方式が導入され、ダクト工事が急速に広がります。
1970年代:住宅でも換気やレンジフード用ダクトが一般化。
この頃から、快適な空気環境をつくるために欠かせない存在になりました。
✅ 現代のダクト工事の進化
現代では、省エネ・クリーン(防塵等)・静音・抗菌・脱臭・メンテナンス性がキーワード。
スパイラルダクト:丸形で圧力損失が少なく、デザイン性も評価されオープン天井に採用されることも。
クリーンルーム:衛生管理が重要な病院・半導体工場・食品工場で需要増。
省エネ設計:熱交換換気や高断熱仕様で、エネルギーロスを防ぐ。
✅ まとめ
ダクト工事は、古代の煙突から始まり、ビル空調、そして最新のスマート換気へと進化してきました。
「見えない場所にこそ、最新技術が詰まっている」――これが、ダクト工事の面白さです。
次回の第2記事では、**「世界のダクト事情」**に迫ります!
アメリカ・ヨーロッパ・アジア、日本との違いも詳しくご紹介します。
次回もお楽しみに!
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