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月別アーカイブ: 2025年6月

ダクトのメンテナンスと定期点検の重要性

皆さんこんにちは!

 

静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っている

有限会社イーグル空調設備、更新担当の富山です。

 

 

 

シリーズ6: ダクトのメンテナンスと定期点検の重要性

ダクトは、建物内の空気を適切に循環させるための重要な設備です。

空調や換気の役割を果たし、室内の快適な環境を維持するために欠かせません。

しかし、ダクトは普段目にする機会が少ないため、そのメンテナンスが後回しにされがちです。

 

メンテナンスを怠ると、さまざまな問題が発生する可能性があります。

 

 

 

 

具体的なメンテナンス内容

 

1. 定期的な清掃

 

【重要性】

 

飲食店や工場などでは、油や粉塵がダクト内部に付着しやすく、汚れが堆積すると換気機能が大幅に低下します。

また、湿気が多い環境ではカビが繁殖し、室内の空気を汚染することもあります。

カビの胞子が空気中に拡散すると、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があるため、定期的な清掃は欠かせません。

 

 

【対策】

 

一般的な環境では年1~2回の清掃を実施し、ダクト内部の汚れを取り除く。

飲食店や工場、工業施設などでは、より頻繁な清掃を行う(状況によっては3~6か月ごと)。

清掃時には、ダクト内部の状態を確認し、ホコリ・油汚れ・錆びの有無をチェックする。

 

 

 

 

2. 接合部やダクト内の点検

 

【重要性】

 

ダクトの接合部や本体部分が劣化すると、空気漏れが発生し、換気効率が低下することがあります。

 

また、ダクト内に損傷があると、異常振動や騒音が発生し、建物内で不快な音が響くこともあります。

さらに、ダクトが破損すると外部の汚れた空気や異物が入り込みやすくなり、室内の空気環境が悪化する恐れもあります。

特にクリーンルーム環境、病院などの衛生管理が求められる環境では、ダクトの定期点検が非常に重要です。

 

 

 

【対策】

 

定期的に目視点検を実施し、接合部の気密性をチェックする。

 

劣化が見られる部分は、シール材を再塗布するか、補修工事を実施する。

異常振動や異音が発生していないか定期的に確認し、必要に応じて補修を行う。

 

 

 

3. 防火ダンパー(FD)の点検

 

【重要性】

 

ダクト内には防火ダンパー(FD)が設置されていることが多く、火災発生時に炎や煙の拡散を防ぐ役割を持っています。

しかし、防火ダンパーが適切に作動しないと、火災時に建物内の被害を拡大させるリスクがあります。

 

 

 

【対策】

 

年に1回以上、防火ダンパーの動作確認を行う。

ダンパーが固着していないかチェックし、必要に応じて清掃や潤滑処理を行う。

万が一作動しない場合は、速やかに修理や交換を検討する。

 

 

ダクトは普段見えない場所にあるため、故障や不具合に気づきにくい設備です。

しかし、定期的な清掃や点検を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、ダクトの寿命を延ばすことができます。

 

室内の空気環境を清潔に保ち、健康被害を防ぐ

製造工場や病院、飲食店等では、常に必要とする適切な室内環境を保ち、商品や営業に影響がでないようにする

 

突発的なトラブルや高額な修理費を避ける

このようなメリットがあるため、定期的なダクトメンテナンスを怠らずに行うことが大切です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

有限会社イーグル空調設備では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

ダクト工事のトラブル事例とその対策

皆さんこんにちは!

 

静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っている

有限会社イーグル空調設備、更新担当の富山です。

 

 

 

シリーズ5: ダクト工事のトラブル事例とその対策

ダクト工事は建物の換気や空調システムの要となる重要な工程ですが、施工時や運用開始後にさまざまなトラブルが発生することがあります。

問題が発生すると、建物内の空気環境が悪化し、エネルギー効率の低下やメンテナンスコストの増加につながることも。

そこで今回は、過去に発生した代表的なトラブル事例と、それらを未然に防ぐための対策について詳しく解説します。

 

 

 

トラブル事例と解決策

 

1. ダクトが構造物や他の配管等に干渉して図面のルートを通れない

 

 

 

【発生事例】

 

現場でのダクト吊り込み時に、図面の位置では他の配管にぶつかってしまい通れない。

 

 

【解決策】

サブコンの監督に相談し、新たなルートまたはダクトのサイズ変更をする。

ダクトサイズ・ルートは予定風量や風速等を考慮して決定しているため、適切な対応をしないと予定された空調ができない。

ダクトは現場ごとオーダーメイド・ハンドメイドで製作しているため、必要に応じて作り直す。

 

 

 

2. 接合部からの空気漏れ

 

【発生事例】

 

ダクトの接合部に適切なシール処理が施されていなかったため、空気漏れが発生。

これにより風量が低下し、空調効率が悪化してしまった。

 

 

【解決策】

 

接合部には必ず適切なシール材を使用し、確実に固定する。

定期的なメンテナンス時に接合部の劣化状況を確認し、必要に応じて補修する。

このようにダクト工事では設計ミスや施工不良が原因でトラブルが発生することがあります。

しかし、ダクト専門工事業者としての知識・経験を活かして担当者と打ち合わせをし、こうした問題を未然に防ぐことが可能です。

 

 

 

次回は「シリーズ6: ダクトのメンテナンスと定期点検の重要性」について解説します。

 

 

 

次回もお楽しみに!

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