
皆さんこんにちは!
有限会社イーグル空調設備、更新担当の富山です。
シリーズ3: ダクト工事で使われる道具と技術
~高品質な施工を支える道具と最先端技術~
ダクト工事は、建物内の空調や換気システムを快適に保つために欠かせない工事です。オフィスビル、商業施設、工場、病院など、さまざまな建物でダクトが設置され、空気の流れをコントロールしています。
しかし、ダクト工事は単に管をつなぐだけではありません。適切な道具を使い、精密な作業を行うことで、安全性と耐久性を確保し、最適な換気環境を作り出します。
「ダクト工事ではどんな道具が使われるの?」
「最新技術を導入すると、工事の効率はどう変わる?」
「職人の技術と機械の役割は?」
今回は、ダクト工事で使われる道具と技術について詳しく解説 していきます!
1. ダクト工事の基本道具 – 職人の技を支える必須ツール
ダクト工事では、金属の加工、接続、密閉、測定など、さまざまな工程があります。そのため、それぞれの作業に特化した道具が活用されています。
① 金属カッター(シャーリング・ハンドシャー) – ダクトを適切なサイズにカット!
ダクトは 亜鉛鉄板(ガルバリウム鋼板)やステンレスなどの金属板を加工して作られる ため、適切なサイズに切断する道具が必要です。
✅ 使用されるカッターの種類
シャーリングマシン → 金属板を一気に直線カットできる
ハンドシャー→ 曲線カットや直線加工が可能
ディスクグラインダー → 金属を滑らかに仕上げる
やなぎ刃、まとも→人の手で鉄板をまっすぐや曲線を切ることができる工具
✔ ポイント
正確な寸法でカットすることで、ダクトの継ぎ目を最小限にし、空気漏れを防ぐ
やなぎ刃やまともは、昔ながらの板金工具。細かい作業に向いています
② リベット工具 – ダクトの接続部分をしっかり固定!
ダクト同士を接続する際には、リベットやボルト、スポット溶接を使用して固定します。
✅ よく使われる工具
リベッター → 小型の穴をあけ、リベットを圧着してダクトを接続
電動ドリル → ボルト固定用の穴あけ作業に使用
インパクトドライバー → ボルトやビスの締め付け作業
✔ ポイント
リベットは軽量でしっかり固定できるため、ダクト工事に最適
ボルト固定は強度が求められる場合に使用
③ シーリング材(シーラント) – 空気漏れを防ぐ重要アイテム!
ダクトの接続部分には、小さな隙間が生じることがあります。その隙間を埋め、空気漏れを防ぐのがシーリング材です。
✅ 主なシーリング材の種類
シリコンシーラント → 柔軟性があり、ダクトの振動にも強い
ポリウレタン系シーラント → 耐久性が高く、長期間の密閉が可能
耐火シーラント → 防火性能を備えたもの(防火ダクトに使用)
✔ ポイント
空気漏れを防ぐことで、換気効率を向上させる
防水性・耐久性があり、長期間メンテナンス不要
2. 最新のダクト工事技術 – 施工の効率と精度を向上!
近年、ダクト工事には 最新のテクノロジーが導入 され、作業のスピードアップと品質向上が実現されています。
① レーザーレベル – 精密な位置決めが可能!
ダクトを設置する際、正確な水平・垂直を確保することが重要です。レーザーレベルを使用すれば、手作業での測定よりも精密な位置決めが可能 になります。
✅ レーザーレベルの特徴
床や天井にレーザーラインを投影し、正確な位置決めができる
従来の水準器よりも速く、ミスなく測定できる
長距離の測定も可能で、大規模な現場に最適
✔ ポイント
精密な測定により、ダクトが適切な位置に取り付けられ、均一な空気の流れが確保される
② 3D設計ソフト – 事前に詳細な設計が可能!
ダクト工事の前に、3D設計ソフトを活用することで、現場での作業を効率化 できます。
✅ 3D設計ソフトのメリット
施工前に完成イメージを可視化できる
現場のスペースに合わせて最適なルートを設計可能
設計ミスを未然に防ぎ、施工トラブルを回避できる
✔ ポイント
事前のシミュレーションにより、作業時間を短縮し、コストを削減 できる
これらの道具や技術を駆使することで、耐久性が高く、快適な空調環境を提供するダクト工事 が実現されます。
次回は、「シリーズ4: ダクト工事が支える快適な生活環境」 をお届けします!
普段は目に見えないダクトが、私たちの暮らしにどのように貢献しているのか、詳しく解説しますので、お楽しみに!
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