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世界のダクト事情 ~国ごとに違う空調文化~

皆さんこんにちは!

 

静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っている

有限会社イーグル空調設備、更新担当の富山です。

 

 

 

 

世界のダクト事情 ~国ごとに違う空調文化~

前回はダクト工事の歴史についてお話しましたが、今回は**「世界のダクト事情」**を深掘りします。

 

国によって建築様式や気候が違うため、ダクトの設計や使い方にも大きな差があるのです。

 

 

 

✅ アメリカ:ダクト大国!巨大な空調ネットワーク

 

アメリカは、ダクト文化の先進国です。

広い住宅やオフィスで**中央空調(セントラルヒーティング&クーリング)**が一般的。

天井裏や床下に金属製ダクトを広く張り巡らせ、冷暖房を一括管理。

オープン天井のカフェや倉庫風インテリアに、スパイラルダクトをデザインとして見せる施工も人気。

理由は、アメリカの住宅が広い一戸建てであること、そして電力コストが比較的安いことにあります。

 

 

 

✅ ヨーロッパ:デザイン性と省エネ重視

 

ヨーロッパでは、環境規制が厳しいため、省エネとデザイン性を両立したダクト工事が主流です。

パッシブ換気+機械換気を組み合わせたシステムが普及。

断熱性能が高い建物が多いため、熱交換換気を重視し、エネルギー効率を最大化。

オープン天井に黒やメタリック塗装のスパイラルダクトを見せる“インダストリアルデザイン”も人気。

 

 

 

✅ アジア(中国・韓国):都市部のビルで急速に発展

 

中国や韓国では、都市化とともに高層ビル用のダクト工事が急増。

特に中国では、大型商業施設・オフィスビルで空調設備需要が急拡大。

一方で、住宅は日本と同じく個別エアコンが主流で、ダクトは商業建築向けが中心。

 

 

 

✅ 日本:個別空調が多い理由と最新トレンド

 

日本の住宅は、壁掛けエアコン文化が根強く、アメリカのような全館空調はまだ少数派。

 

その理由は、

木造住宅が多く、ダクト配管のスペース確保が難しい

高温多湿の気候により、部屋ごとの温度調整が好まれる

リフォーム市場では、ダクトよりエアコン更新の方がコスト効率が良い

 

しかし、最近は全館換気・熱交換システムが注目され、ダクト工事の需要が増えています。

特に**ZEH住宅(省エネ住宅)**では、換気・空調一体型のダクト施工が必須になりつつあります。

 

 

 

✅ 未来のダクト:IoTと環境対応

 

世界中で、IoTと連携した空調管理や抗菌・防ウイルス機能を備えたダクトが登場。

さらに、再生可能エネルギーと組み合わせたスマート換気システムの普及も進んでいます。

 

 

 

まとめ

 

国や地域でダクトの役割やデザインは大きく異なりますが、共通しているのは、

**「快適で健康な空気環境をつくる」**という目的。

これからのダクト工事は、省エネ・衛生・デザインを融合させた、次世代の空気づくりに挑戦していきます!

 

 

 

次回もお楽しみに!

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静岡県焼津市を拠点にダクト工事を行っております。

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